どぅーちゅいむーにー

これ、Twitterでよくね?という日々の記録かも

氷っていつから身近になったのか

年度末だ、有給余ってる、使えるなら使おうキャンペーンの一環で国立近代美術館に行ってきました(先日)。東京在住21年、初訪問。

kiyokata2022.jp

ほとんど日本画だけ・・・という美術展に行ったのは初めてかもしれない。浮世絵でいっぱいというのはあったかもしれないけど。

後半にいくにつれて美人画はおなかいっぱい・・・となりましたが、季節モノ(旬のもの)が描かれていることに興味が惹かれていくことに気が付く。最後のほうでながれていたインタビュー映像でもそんなことをおっしゃられていました。

そんな中で、気になった点が2つほど。

明治風俗十二ヶ月(とたしかもう1点)で「氷屋」が描かれていたこと。「明治」を回顧して描いているということですが、この頃ってどうやって氷を扱っていたのか・・・と。冬はまぁ、いいとして。

そんなわけで調べてみたところ(ちょっと考えれば予想がつくのかもしれませんが)、冬の間に切り出した氷を洞穴の奥とかに保存していたんだとか。気温とかは安定しているとはいえ、どれくらい残ったのだろうか・・・。現在より気温は低かっただろうとは思いますが。

もう1点が指輪。着物姿の女性の左手薬指に光る宝石。結婚指輪なのか、というところまではわかりませんが、そんなに一般的ではなかなったのではないかとも思う。明治以降は西洋人を見る機会もあったと思いますが(外国人の子供が遊ぶ絵もありましたし)。指輪という概念が入ってくる前だと、宝石を使うのはかんざしかなーと思いつつ。

そんでもって展示についての不満が1点だけ。

上述の明治風俗十二ヶ月と雨月物語。並びは右から左、でも会場での導線は左から右。もうちょっとどうにかならなかったんですかね・・・この点だけが不満でした。前者は十二月からでもいいんじゃないかという話はありますが、後者はどうなんでしょう。まぁ、いろいろな事情があるとは思いますが。

そんなこんなで常設展も巡ったらあっという間に・・・という一日になりましたとさ。