うーむ。
想像していたのとぜんぜん違いました。ノンフィクション本大賞とのことですが、普通に想像するであろうノンフィクション作品とはまたちょっと違う感じでしょうか。「断片的なものの社会学」に近い感じでしたが、これまたちょっと違う。完成度は決して高くはないと思いますが、インパクトを与える内容ではあると思います。あと、合う合わないっていうのは結構ありそう。
戦争、辺野古、基地、貧困。ある程度の段階で思考を停止させないと生きていくことがつらくなってしまうんじゃないかと。もしお子さんがいなくて一人だとしたら潰されてしまうのではないか・・・とも。
見えないからそういう世界があることを知らずにいるというのと、知っているけど知らないフリ?をするのとは違う。すべてがすべてというわけではないけれども、自分が知らない世界を垣間見ることができるのではないだろうか。
とはいっても、単純な世界ではないんですよね・・・
当事者とそうでない者との間には頭を働かせるだけでは超えることがほぼ不可能な壁が存在すると思う。そういう自分もどちらかというとそうでないほうだけれども。
そして、そこに答えはない。あるのはそれぞれの正義なのだろうか。
思うがままに感想を書いちゃいけない内容・・・かな。
おわり。