今年の目標の1つである読書。せっかく買ったのに積まれているだけ、というかわいそうな本を救出しよう大作戦の1つが、この本。「amazon:間違いだらけのシステム開発」は、2年くらい前に買って、一度読んだはずだったけど、久しぶりに手にしたとき、こんな本買ってたっけ?と思ってしまいました(すみません)。
まぁ、そんな話はおいといて、今回再読したので概要や思ったことのまとめ。
戦略的IT構築を失敗させてしまうのは、システム開発に関わるステークホルダー間の知識ギャップである。
ギャップと言ってもいろいろな場面があるので、ギャップを4種類に体系化したGAPSというモデルを定義して、4つそれぞれのギャップをストーリー仕立てに紹介し、それぞれの場面でどのようなことが起きているかについて解説しています。
最後の方で触れられていますが、現場の方からするとある意味「あたりまえのことを整理しただけ」と述べられています。
たしかに、それぞれのストーリーはわかりやすくて、ありがちな話だなぁ、と個人的にも思いました。
ただ、この本を読んでじゃぁどうすれば良い?という点については答えてくれません。自分の現場で起きていることについては、自分で考え、知識ギャップが発生しないように心がけよう!という感じかもしれません。
本書のほうではさらっと流されている感じがしないでもないのですが、すべてのケースにおいて、以下の点を意識して自分が関わっているプロジェクトを第三者の目からみてみる、というのが大事ではないでしょうか。
引用します:
人間系の問題を特定の知識の共有不足と捉えることで、ステークホルダーとの間でどのような知識を共有する必要があるのかを特定し、その知識を獲得するためのプロセスと体制を作っていくことで解決を図ろうとするものです。
さて。アジアカップ決勝のキックオフまでもうすぐです。
- 作者: ウルシステムズ
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/08/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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