本、青山美智子さんの作が連続しておりますが。
こちらもゆるやかな連作短編集。
前向きになれる本です。短編それぞれ、最初は話の主人公のちょっと落ち気味の状態から始まり、図書室で司書さんから勧められたリストの最後にある不思議な本によって主人公が前向きに動き出していく・・・というのでしょうか。
個人的に良かったのは4章の浩弥の話。
学生だった頃に何気なく話た言葉、まったく覚えていないけれども言われたほうは覚えていたりしますよね。
先日読んだアウトプットの話で、本を紹介(手に取ってもらえるように)するみたいな話も触れられてましたが、読んでみたいと思える程度にとどめて内容に触れつつ、細かい話は触れない、という話だとは思いますが、その匙加減って難しいなぁ・・・
おまえは今、生きている・・・